和装である着物は日本古来からあるもので、結婚式や卒業式など、ここぞと言うときに未だに活躍していますよね。
着物は上品で艶やかで、海外の人から見ても思わずうっとりする魅力に包まれています。
そんな着物のことをもっと知りたい!もっと着物に詳しくなりたいと思いませんか?
そんなあなたに着物に関する知識を授けましょう。
知って得する!着物の豆知識
着物についてもっとたくさん学びたいなら、ご覧ください!
知って得する着物の豆知識をたっぷりご紹介します。
着物はどのような種類や小物があり、どのようなシーンで着用し、どのようなクリーニングをするのが正しいのでしょうか。
知って得するさまざまな着物の豆知識をご紹介しましょう。
着物と振袖の違い!着物と浴衣の違い!
着物と振袖の違い、そして着物と浴衣の違いが分からないという方も、もしかしたら多いのではないでしょうか。
私も初めはこれがよく分かりませんでした。
呼び名が違うのだから何かしら違いがあるのよね!とぼんやりとしか分からなかったです。
では最初にこの違いから、ご紹介しましょう。
着物というのは和装の総称のことであり、振袖は着物の一種であり、そして浴衣も同じく着物の一種です。
大きなくくりで「着物」と呼んでいるだけであり、実はまったく別のものというわけではないのです。
着物には普段着として着るものもあれば、正装として着るものもあります。
お値段も幅広く、さまざまでしょう。
振袖とは着物の中でも袖が長いものであり、江戸時代に袖が伸びていったようです。
主に利用するのは成人式であり、他にも結婚式など重要な場に着て行く格式高い和装です。
振袖は昔未婚の女性が着るもので、袖を振って相手に好意を伝えたという利用の仕方をしていたそうですよ!
異性を(に)「振る」「振られる」という言葉はどうやらそこから来ているのだとか!面白いですよね。
浴衣というのは着物や振袖と呼ばれる和装に比べて価格が安い印象がありますよね。
浴衣は長襦袢(下着)を着ないで素肌に直接着る和装であり、もともとは寝間着のような用途で使われていました。
素材は主に木綿であり、結婚式などきちんとしたイベントの際に着ていくにはふさわしくなく、主に夏祭りのときや旅館などで身につけます。
着物と振袖と浴衣にはこのような違いがあるのです。
着物の種類と着物を着るのに必要な着物小物紹介!
お次は着物の豆知識として、着物の種類をご紹介していきましょう。
最高礼装
黒一色の無地に五つ紋が染め抜きにされた冠婚葬祭に利用する未既婚を問わない最高礼服。
第一礼装
裾に華やかな模様が入り、結婚式などお祝いごとに着用する。
黒留袖は既婚女性の礼装で、色留袖は未婚既婚問わず着用できる。
第二礼装
華やかな絵羽模様が入っていて、晴れやかな場所でのお呼ばれに身につける。
第二礼装
柄がすべて上向きに入っていて、晴れやかな場所でのお呼ばれに身につける。
おしゃれ着(紋をつければ第二礼装)
黒以外の一色に染められた無地の着物で、明るめの色ものは慶事、暗めは弔事に身につける。
おしゃれ着・普段着
小さな模様が全体に入っていて、お出かけ用に利用できる、普段着の代表的な着物。
おしゃれ着・普段着
大島紬や結城紬が有名で、染色した糸で織った生地でできている素朴で温かみのある着物。
未婚女性の第一礼装
華麗な絵羽模様と長い袖が特徴の色とりどりの華やかな着物で、成人式や披露宴で用いられる着物。
礼服(もともとは男性用)
明治時代から女子学生の制服としても用いられたことがあり、卒業式などに用いる着物。
主に夏に着用する木綿の着物。
他の着物よりもやや荒い反物で作られている。
半衿・帯揚げ・帯締めなど着物を着るのに必要な着物小物の種類
次に、着物を着るのに必要な小物もご紹介します。
- 半衿
引用:https://twitter.com/kurodagofukuten/status/1006377741292171264
襦袢の襟に付け、襟元が汚れないようにするもの
- 衿芯
引用:https://ameblo.jp/hanaomusubi/entry-12377045961.html
襦袢の衿の形を整えるもの
- 帯揚げ
着付けに使う、帯枕やひもをかくすための装飾品 - 帯締め
帯の中央で締め、結んだ帯を押さえるためのもの - 帯留め
引用:https://twitter.com/kimonowaon/status/1046676826297229312
帯を押さえて、帯の中央を装飾する小物
- 帯板
引用:https://ameblo.jp/hanaomusubi/entry-12377045961.html
帯の前面を整えるもの
- 帯枕
引用:https://ameblo.jp/hanaomusubi/entry-12377045961.html
帯が下がったり、形崩れを防ぐもの
- 草履
足に履くもの - 足袋
靴下のような役割のもの
- 肌襦袢
引用:https://watsunagi.jp/tradition/1163/2/
素肌の上に着て、着崩れ防止や汗を吸い取る下着代わりのもの
- 裾よけ
引用:https://watsunagi.jp/tradition/1163/2/
襦袢の下に付け、着崩れ防止する着付け小物
- 補正パッド
引用:https://www.kimonomachi.co.jp/fs/kimonomachi/004840
ウエストの補正をする専用パッド
- 腰ひも
襦袢や着物の丈を維持するもの - 伊達締め
引用:http://ichigo-kimono.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-4546.html
胸元が崩れることを防ぐもの
- バッグ
必要なものを入れて、手に提げるもの - かんざし
髪飾り
- 三重ひも
引用:https://www.soubien.jp/item/wa01.html
ゴムの伸縮で帯を固定し、いろんな帯結びを可能にする
- コーリンベルト
引用:https://www.soubien.jp/item/wa12.html
襦袢や着物の衿を押さえて、着崩れ防止するもの
- 着物専用クリップ
着付け中に衿の後ろを固定するのに便利
【成人式・卒業式・七五三・お宮参り】シーン別イベントでふさわしい着物
着物を着て出かける成人式・卒業式・七五三、お宮参り・初詣・結婚式などのシーン別に女性のふさわしい着物をご紹介します。
イベント | 留袖 | 振袖 | 訪問着 | 付け下げ | 色無地 | 小紋 | 紬 |
成人式 | × | ○ | × | × | × | × | × |
卒業式 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | × |
七五三 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | × |
お宮参り | × | × | ○ | ○ | ○ | × | × |
初詣 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
結婚式 (親族) |
○ | ○ | × | × | ○ | × | × |
結婚式 (友人) |
× | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
気をつけて!着物のクリーニングの仕方に注意!
どうしても着物を着ていると、ふとした瞬間に汚れがついてしまうことってありますよね。
そんなときにあなたはどうやってその汚れを落としますか。
普段の私服のように着物の汚れを取ろうとすると失敗します。
着物のクリーニング方法の注意点と、正しい着物のクリーニング方法をご紹介しましょう。
着物が汚れてしまっても次の行動はしないでください。
- 絶対にこすらない
- おしぼりなど濡れたもので拭かない
このような対処をすると、着物に付いた汚れが広がってしまう可能性が高いので、気をつけてください。
着物のタグをみて、洗濯OKの着物なのかそうでないかをチェックしてください。
洗濯してもいい着物であれば、自宅でそれぞれ指定の方法で洗濯して構いません。
しかし、その後の着物の状態がどうなるかは自己責任になりますので、ご注意ください。
着物が高価であればあるほど、汚れた場合は、素人の手でどうにかしようとしてはいけません。
すぐに着物クリーニングの専門店に持っていき、正しい手順でクリーニングしてもらうのが一番でしょう。
通常のクリーニング店よりも専用の着物クリーニング店の方が安心です。
そこでならプロの手でシミ抜き・汗取り・丸洗い・洗い張りなどしっかりと正しい手順で行ってくれるからです。
素人の手でクリーニングしようとしても、汚れが悪化する可能性の方が高いのです。
高価な着物を駄目にしてしまいたくなければ、なるべく専門の業者に預けて、お任せしてください。
着物のクリーニング店は安いところでは2,000円、高いところでは10,000円と結構幅が広いです。
相場としては1着4,000円~8,000円くらいでしょう。
特に振袖・留袖・訪問着などの礼装はクリーニング代も高くなるので、気をつけてください。
あまり安すぎるクリーニング店では丁寧な作業はしてくれません。
それなりの料金のクリーニング店を利用することをおすすめします。
今人気の「着物レンタルサービス」の魅力
着物を着ると大変なのが着た後の着物のお手入れやクリーニングです。
着物は着た後、大なり小なり汗を吸い取ってそのまま放置することはできません。
一度ハンガーにかけて一晩おき、シミや汚れがないかチェックし、後日専門のお店にクリーニングに出さなければいけません。
使用後のお手入れやクリーニングに必ずお金や手間がかかるのです。
しかもその後の保管方法にも頭を抱えることになるでしょう。
それを考えると、着物レンタルサービスの人気の理由も分かりますよね。
この着物レンタルサービスは一度着たら、後は簡単に畳んでレンタルしたお店に借りたものをまとめて返却すればいいだけです。
これだけでクリーニングは向こうがすべてやってくれます。
お手入れも全然必要なく、何らかのシミや汚れがあったら請求がくることはあっても手間暇かけずに済ませられるのです。
そんなところが着物レンタルサービスの人気に繋がっているのでしょう。
普段はあまり着物を着用せず、お手入れの方法や保管方法が分からない、もしくはお手入れ&保管が面倒くさいという方は絶対に着物レンタルサービスを利用するべきでしょう。
着物レンタルサービスなら円滑に着物を利用して、そして配送サービスにより借りた着物関連をすべて一式に返却できて便利です。
オススメの着物レンタルサービス紹介
着物をレンタルしているお店は数多くあります。
こちらでは、特にオススメの着物レンタルサイトを2つご紹介します。
この2つの着物レンタルサイトでは、冠婚葬祭、子供の行事、観光地を着物でお散歩など多様な利用ができるので、気になる方は是非チェックしてください。
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